2012年12月21日金曜日

VANS×U.A. Beauty&Youth×HARRIS TWEED slip-on

VANSのスリッポン、再び。
今回はUnited Arrows・Harris Tweedのトリプルネーム。

ツイードが左右で違うクレイジーパターン。
完全なクレイジー仕様というわけではなく、製品ごとにパターンは同じ。

今回はツイード=冬に履く靴なので、靴下を履いたサイズで購入。
スリッポンは楽でつい履いてしまう。

勝手な考えだが、完全なクレイジーパターンにしないのは
購買者に好きな柄を選ばれてしまい、店舗に在庫が残る危険があるからだと思う。
そこで残る在庫が店の、あるいはブランドの予算を圧迫するんだろうが、
クレイジーパターンの良さ、楽しみを考えたら製品をつまらなくしているだけだ。
買う側ではなく作る側の都合が優先されたものは使う人を疎外している。

大きなブランドになるほど製品の精度、効率と数字の追求が優先され、
素材の持つ粗さや単品の味を追求することはできなくなるんだろう。
だからこそ面白味のない「ただの商品」になる。
悲しいけれど「誰にでも良いもの」は「どうでもよいもの」だ。
欲しいのは、買う人が誰でも良い商品ではなく、自分の欲しいものだ。
糸井重里の言う「ほしいものが、ほしいわ」ということ。

とは言え、大多数の人が大多数の人に向けられた商品を買って
当座の欲求を満たしているし、
自分も結局はその大多数のうちの一人。

とにかく、良いものは良い。

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